千光寺の絶景
台風10号通過
2019.8/15(木)【9日目】
いつも通り朝5時に目が覚めた。
天気をみるとまだ雨が降っていなかったので少し外をぶらつくことに。
昨日は観光客がいっぱいいた原爆ドームも独り占めだ。
人がほとんどいないおかげでゆっくりと落ち着いて見ることができた。
やっぱり早朝の観光はほとんど人がいなくてとてもいい。
観光地が自分のものになったような感覚になる。
ひととおり見て回ると雨が降って来たので急いで宿へと帰った。
その後は宿に置いてあったマンガを読みまくった。
台風がきて外はザァーザァーと雨が降っている。その雨音が心地よかった。
夜にはドイツ人の観光客とゲストハウスで出会い、英語で色々話したが自分の英語が拙なすぎてほとんど相づちを打つだけだった。
「もっとまじめに英語勉強しときゃよかった…」
純粋に外国人の人ともっとコミュニケーションをとれたら世界が広がるなと感じた。
疲労も回復できたし、とても有意義な一日だった。
古風な町、尾道
2019.8/16(金)【10日目】
連泊したゲストハウスがとても居心地がよかったので名残惜しさを感じつつ、広島市をあとにした。
やっぱり休息日をはさむと全然違う。
足が軽い、軽い。
順調に進んでいく。
道中は二人の人に「日本縦断がんばれ!」と声をかけてもらい、とてもやる気がでた。
応援の力ってすごいなほんと。
そして尾道市へ到着。お目当ては千光寺だ。
宿のオーナーに話を聞くと「千光寺へはロープウェイもあるけど歩いても全然いけるよ」
と、いうことで歩いて向かうことに。
下道を歩いて登っていく。
町並みが古風な感じで、個人的にとても好きな雰囲気だった。
千光寺到着。観光客でにぎわっていた。
恋人の聖地(どこにでもある?)があったがとりあえず無視。
恋人と旅行とかいつかしてみたいな。
上からの眺めは絶景だった。
線路や古ぼけた民家がとてもいい雰囲気を醸し出していた。
また来たいなと思える場所がまた一つ増えた。
旅人との交流
夜ご飯は尾道ラーメンを食べ、大満足。
ゲストハウスに帰ると旅人でにぎわっていた。
温泉を自転車でめぐっている高校の英語教師、父と息子の二人で自転車旅をしているカナダ人親子など色々な人がいた。
自分を含め四人中三人が英語を流ちょうに話すなか、一人だけ拙い英語でなんとか耐えた。
地図を見せながら自分が鹿児島から北海道まで行くことを伝えると
「Oh, Really!? It's so long!!」
と、とてもいい反応をしてくれた。
次にお互いの乗っている自転車を披露しあうことに。
これはかなり盛り上がった。
不意に「ライトをちゃんとつけているか」という話になり、カナダ人のお父さんがこう言った。
「This light is so cheap…about 2000 yen, but your life is priceless.」
(ライトはたとえ電池が切れても2000円くらいで買える…安いものだ。でも君の命はお金じゃ買えないかけがえのないものだよ。)
まっすぐ自分の目をみて言ってくれたこの言葉がなんだかとても心に響いた。
電池を気にしたり、面倒だったりしてライトをつけていない場面が正直多々あった。
「ケチったりせずにこれからはちゃんとつけよう」
と反省した。
※その後、必ず走行中は後ろのライトをつけて走った。
そのおかげ(?)か無事故で旅を終えることができた。
もしかしたら自分の命はこの言葉によって救われたのかもしれない。
ありがとう。
とても楽しい宿だった。また訪れたい。